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京都育ち、ロンドン住まいのフリーランス・ライター/編集者。デザイン関連のリサーチ仕事もしています。アメリカ、スウェーデンに住んでいたこともあり。ここCurious Nestでは、各国で見知った様々な暮らし方にヒントを得た、ライフスタイル関連のアイディアや情報をお届けします! Hi, welcome to Curious Nest, a lifestyle & interior blog! I'm a Japanese writer/editor/researcher based in London, UK. Here at Curious Nest, I'll be bringing you beauty and intrigue I find mostly in the UK, Sweden and Japan. Articles are in Japanese, however, I'm familiar with English. So, if you have any question or comment, feel free to drop me a line!

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4.30.2013

ヘルシー野菜生活に夢中




実は昨年ちょっと病気をして、割と長期にわたって闘病 / 療養生活を強いられたんですが、調子がどん底の状態や入院生活というものが「かなりきつい」ということを、生まれて初めて知ったんですよね。
で、できればもう2度と経験したくないなあと思い、全快以来、体のことを第一に考えた健やかな暮らしを送るようになりました。それはもう生まれ変わったかのように(笑)。

病気を寄せ付けない、丈夫な体作りを目指してのことですが、自分でも思いがけずすっかりはまってしまっているのが、野菜を軸とした食生活。
野菜(+穀物)7:魚介2:肉1ぐらいの割合の中で、可能な限りたくさんの品目を摂るようにしています。
ある時期からは、1食につき何品目食べられたかを数えるのがおもしろくなってしまい、いかにたくさん詰め込めるか、調理自体も楽しめるようになってきました。逆に、内容のコントロールが利かない外食は自然と避けるように。もはや夢中です。

ただ考えたら、1日通しで数えたことがなかったことに思い当たり、時間のあった日曜日、試しに献立を書き出してみました。

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朝:
フレンチトースト(自家製食パン、卵、牛乳、砂糖、メープル・シロップ)
ミルクティー(紅茶、牛乳、砂糖)

昼:
キヌア+ドレッシング(キヌア、チャイブ、ヨーグルト、ケチャップ、マッシュルーム・ペースト、塩、こしょう)
エビと野菜のガーリック・レモン炒め(エビ、ズッキーニ、インゲン、プチトマト、にんにく、レモン、オリーブオイル、塩、こしょう)
残りもののフェンネルのリゾット(米、フェンネル、タマネギ、塩、こしょう、ブイヨン、白ワイン)
残りもののナスのソテー(ナス、にんにく、レモン、こしょう、オリーブオイル)

おやつ:
自家製アップル・ケーキ(りんご、小麦粉、バター、砂糖、卵、牛乳)
ホイップクリーム(生クリーム、砂糖)
ミルクティー(紅茶、牛乳、砂糖)

晩:
アンチョビとキャベツのパスタ(アンチョビ、キャベツ、にんにく、とうがらし、オリーブオイル、塩、こしょう、パルメザン・チーズ)
ブロッコリーとゆで卵のサラダ(ブロッコリー、卵、粒マスタード、マヨネーズ、オリーブオイル)
自家製クリスプ・ブレッド(亜麻仁、白ごま、カボチャの種、ヒマワリの種、ポレンタ、塩、オリーブ・オイル)→クリスプ・ブレッドのレシピはこちら

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で、重複がないよう数えてみると、調味料抜きで30数品目。
昔提唱されていた「1日30品目」は、今ではもう言わないようですが、少ないよりは多い方が良いですよね?

ギネス認定の長寿世界一、京都府京丹後市の木村次郎右衛門さん(116歳)の食卓にも、魚1切れ、豆3粒、豆腐、にんじん1切れ、プリンなど、常に10以上の小皿が並ぶそうです。
ちなみに、人口6万人の京丹後市には100歳以上の方が60人もいらっしゃるそうで、この秋には彼らの食卓のおなじみメニューを集めたレシピブックが制作されるのだとか。
気になる!(笑)

100歳超えとは言わないまでも、我が家も病気と無縁の健康生活を目指してがんばっていこうと思います。健康一番!


「野菜生活に夢中」という内容ながら食事の写真がないのは、
食事は写真を撮る間もなく
作った端から食べてしまうからです・・・。




4.24.2013

Power of Hands ☆ 手の温もりが伝わる雑貨


こんにちは!

ロンドンはめずらしく快晴続き。
このままさわやかな夏が来てくれれば最高なんですが♪

さて、今日は最近入手した雑貨のご紹介を。
週末に繰り出した、『Broadway Market(ブロードウェイ・マーケット)』での
収穫品です。(マーケットについての記事はこちら

ケニア製のバスケット。カラフルな差し色が気に入りました。
このところずっとアフリカン雑貨が気になっていたので、念願叶っての購入です。

食卓のプレースマット一時預かり所として活躍中。

購入したのは、マーケットにストール(屋台)を出していたアフリカン雑貨のお店。
こちらのバスケットは、
ケニアのコミュニティーと連携して販売活動を行っているそうで、
私が購入したものはフローラさんという若い女性が作ったものだそうです。
オーナーが制作者の写真を収めたアルバムを出してきて見せてくださったので、
フローラさんのお顔まで拝見できました。

読書感想文用素材の定番『君たちはどう生きるか』じゃありませんが、
世の中の網の目を構成する糸の端と端が繋がったようで、
なんだか温かい達成感のようなものを感じます。大変一方的ながら(笑)。
でもとにかく、人の手で作られたものがあるとインテリアが温まりますね。


そういえば、もう何年も使っているこの手鏡も、
模様を彫った方のお顔を知っています。
あるデパートのイベントに出張してこられていた職人さん(栃木県・工房はせがわ)が、
目の前でさらさらと彫ってくださったから。
「日光彫り」という手工芸品だそうです。

毎日使っているので、持ち手の色が変わってツートンになってきてます。

「さらさら」という擬態語がぴったりの、
流れるように軽やかな動きで彫り上げてくださったのが印象的で、
何の変哲もない手鏡があっという間に雅やかで繊細な工芸品となって
手渡されたときには、感嘆しました。


手作業で作られたものってやっぱり良いですよね。
大事にしていこうと思います。


4.22.2013

Weekend Energy Charge ☆『ブロードウェイ・マーケット』



久々に雲ひとつない好天に恵まれた週末、
東ロンドンではおなじみの
『Broadway Market(ブロードウェイ・マーケット)』に行ってきました。

このマーケットは、毎週土曜日、
ロンドンを横切るリージェンツ運河と、
広大な公園ロンドン・フィールズを結ぶ通りに立つ、賑やかな市です。

通りを埋め尽くすのは、
新鮮な野菜を始めとする様々な食材や雑貨などを扱う
色とりどりのストール(屋台)。
リラックスした表情の買い物客たちが、その間を縫うように行き交います。 

サンドイッチやバーガー、リゾットなどの軽食を出す屋台も立つので、
ランチ片手にぷらぷら見て回る人が多数ですが、
通り沿いのカフェやパブでのんびり食事を楽しむ人たちも。
本屋さん、ヴィンテージ・ショップやワイン・バーなど近隣のお店も盛況で、
北に臨むロンドン・フィールズまで和やかな人の波が途切れません。

それにしても、私たちが英国に移り住んだ頃には、
このストリートで屋台を仕切っていたのは威勢のいいおじさんがほとんどだったのに、
最近では若くてオシャレなオーナーがたくさん。
オーガニック野菜や自然派食品の消費が
新しいライフスタイルとして確立してきたんですね。

さわやかな土曜の日中を過ごすのにぴったりの、活気に満ちたマーケット。
手に入る新鮮な食材だけでなく、
人々のリラックスした笑顔までが翌週のエネルギーをチャージしてくれそうな気がする、
大好きなマーケットです。


London E8 4PH

『ブロードウェイ・マーケット』の南端。
突き当たりには広大な公園、ロンドン・フィールズが広がります。

脇道で、アイスコーヒー片手に日光浴。

色とりどりの、トフィー、かな?

新鮮な野菜が手に入ります。
よく見るとグースの卵なんていうレアな品も。大きさにびっくり。

チーズやサラミもたくさん並びます。

トマト専門のストールを仕切るのは、オシャレなお兄さん。

キヌアを使ったパテが挟まれたベジ・バーガーのストールも大盛況です。
食べ応えがあるようで、ランチに購入した家人はがっついていました。

私は各種マッシュルーム入りのリゾットをチョイス。
香り豊かなリゾットにパルメザン・チーズたっぷりで、良いお味でした。

ロンドン・フィールズも、土曜日をのんびり過ごす人たちであふれます。

近くには、シティー派農園ハックニー・シティー・ファーム』も。
ヤギやウサギ、ロバなんかもいるそうです。
都会に暮らす人のために、定期的に農業関連ワークショップが開催されています。


4.18.2013

形から入って気分良く * キッチン道具


こんにちは!

突然ですが、
めんどくさがりやの私にとって、
毎日ごはんを作るという行為は結構億劫な作業だったりします。
実家の母を始め、毎日欠かさず家族のごはんを作る世のお母さんや奥さん、
旦那さんたちには頭が下がりっぱなし。
心からすごい!と思います。

幸いうちの夫は料理好きで、
時間があれば率先してキッチンに立ってくれるので
ずいぶん助かっていますが、
それでもやはり、普段の晩ごはんは私の担当分野。

そして、どうにかこうにかそれをこなせているのは、
秘密兵器があるからなんです。

ところで、
昔から家族に「形から入る」と評される私は、
本当に、何をするにも環境が整っていないと集中できない生命力の弱いタイプ(笑)。
試験勉強は机の上を綺麗さっぱり片付けてからでないと取りかかれなかったし、
常に部屋の整理整頓を心がけているのは、
それがリラックスのために必要不可欠な環境だから。
ただ裏を返せば、
環境を整えさえすれば、本来やるべき作業に没頭できるってことなんですよね!(笑)

だから私にとって、
毎日のごはん作りを敢行するためには、
効率が良く、しかも眺めて楽しい調理器具という秘密兵器が必要だったんです。
ちなみにそれに気がついたのは、結婚して数年以上が経過してから。
なんで早く気がつかなかったのかと、
それまでの苦労を思い我が身を呪ったものです(笑)。

さてそんな私が、切った野菜類など調理前の素材を入れておくのに使っているのが、
1920年創業の英ほうろう製品ブランド『Falcon(ファルコン)』の容器。

『Falcon』のほうろう容器。丈夫で可愛くて、しかもお手頃です。

英国ではおなじみの、白地に青のラインが入ったこちら。
深さのあるこの四角い容器は本来はパイ用のオーブン皿なんですが、
私はバットとして使用しています。
軽くて丈夫だから洗うのも簡単で、何より見た目がさわやか。
重ねて収納できて場所も取りません。
材料の種類ごとに分けておけるので、
いざ調理となったときにうっかり手順を間違えることもないですし、
中身が空けた後はシンク内に重ねていけるため作業台が混雑してくることもありません。

一方、ハンバーグのたねをこねたり、
野菜やパスタなどをドレッシングと和えたりするのに重宝しているのが、
陶器製のボウル。
ずっしりとした重みがあるので、多少の力がかかっても動かないのがポイントです。
それに陶器だけに、油脂の多いものを扱っても洗剤で簡単にスキッと洗い流せます。

陶器製ボウルは『Typhoon(タイフーン)』のもの。

マフィンやクラッカーのたねを混ぜるのには、
型にたねを流す際にさっと持ち上げることができる、軽いメラミン製のボウルを使用。
たねを流しやすいよう持ち手と注ぎ口が付いているのと、
作業中に動かないよう底にシリコンで滑り止め加工がしてあるのが優れものなんです。

滑り止め加工のあるメラミン製ボウルは『IKEA』で購入。

そしてこういった道具類は、
ブルーや白、赤など、キッチンで使うものとして好きな色で揃えるようにしています。

たかが道具、されど道具。
自分好みの形から入って、面倒な作業が気分良く行えてしまえるのなら、
願ったり叶ったりですよね。
そんなわけで、今日も秘密兵器といっしょにごはん作りに挑む予定です。




4.17.2013

専門はパンナコッタ *『iittala』マリボウル




ガトーショコラやキャロットケーキ好き、こってり派の家人。
シュークリームやプレーン・シフォン好き、ベーシック派の私。

甘いものの好みがスッパリ別れる我々ですが、例外もあります。

そのひとつがパンナコッタ。

牛乳と生クリームだけで作る真っ白なこのデザートだけは、
揃って「ん〜・・・」を連発しながらいただきます。

そしてそんな時間を過ごす際の定番は、『iittala』のマリボウル(12cm)。
だからレシピもマリボウル専用。きっかり4つ分です(笑)。


材料:
牛乳 300cc
生クリーム 200cc
砂糖 40〜50g
板ゼラチン 5g 
バニラエッセンス 2、3滴

作り方:
①板ゼラチンを少量の水に浸し、ふやかしておく。
②牛乳、生クリーム、砂糖、バニラエッセンスを鍋で温める。
③沸騰直前に火を止め、ふやかしたゼラチンを投入し泡立たないよう
ゆっくり混ぜ合わせる。
④ゼラチンが溶けたら、冷たい水を張ったボウルなどに鍋を浸し、
あら熱がとれるまで静かに攪拌を続ける。時折ボウルの水を取り替える。
⑤茶漉しなどで漉しながら液を型に注ぐ。
⑥冷蔵庫で数時間冷やし固めたらできあがり。

とてもデリケートな風味なのでそのままがおいしいですが、
ジャムを白ワインでのばしたソースなどを添えればちょっとよそいきの仕上がりに。

のばしたジャムは一度電子レンジなどで沸騰させ、
アルコール分を飛ばすとまろやかになります。


4.14.2013

週末の味わいブランチ @『Leila's Shop』



こんにちは!

時間的に余裕のある週末は、
ホットケーキやスコーンを焼いたり、フレンチトーストを作ったりして、
のんびり朝ごはんをいただくのが我が家の定番。
でもたまに、自宅近くのカフェでブランチすることもあります。

最近のお気に入りは、ロンドン東部ショーディッチ地区の、
アーノルド・サーカスというエリアに位置するこちら。
隣にある、『Leila’s Shop』という野菜を中心に扱う食材店が経営しているカフェです。



新鮮なオーガニック食材、選り抜きのチーズなどを用いた
滋味にあふれるメニューが人気で、週末ともなると朝から混雑。
子供連れやカップル、新聞片手のお1人様、といった近隣の人たちで賑わいます。

こちらで私がよくいただくのは、「目玉焼きのセージ添え」。
フリーレンジの卵がセージとともにオーブンで焼かれ、
トーストされたサワードウのパンと一緒にサーブされます。



味付けはシンプルに、塩、こしょう、オリーブオイルにセージだけなんですが、
一口噛み締めるごとにじわっと素材のうまみが広がって、
不思議ととても満足できる一品なんですよね。

プレゼンテーションの効果も大きいでしょうね。
この、オーブンでちょうど卵2個が焼ける大きさのカラフルな鋳鉄製フライパン。
探しているんですけどなかなかなくて。
こちらで使われていたのは、『Cousances(クーザンス)』という
フランスのブランドのものでした。
このブランドはずいぶん前に『Le Creuset(ル・クルーゼ)』に吸収されたので、
今ではもうヴィンテージのものしか手に入らないはずなんですが、
業務用だとまだ入手方法があるのかしらん?

家人は、「グリーンサラダ with チーズ」を注文。
サラダはとびきり新鮮なレタスがフレンチ・ビネグレットで和えられただけの、
これまたこれ以上なくシンプルなものでしたが、
歯ごたえも良く、じんわり甘くておいしかったようです。

付いてくるチーズは数種から選べます。
でも、メニューにないチーズが食べたいなどとごねる家人のような客がいた場合、
隣の店舗で扱っている商品を別途料金で用意してくださいます(笑)。


丁寧に育てられた食材をゆっくり味わって食べると、
なんだか豊かな気持ちになります。
我ながら、
毎日お蕎麦、忙しくなると栄養ドリンクだけで生きながらえていた
学生時代からは考えられない華麗な転身(笑)。
今思えば、
当時しょっちゅう風邪を引いていたのは食生活が原因だったんでしょうね。


ところで、カフェのあるアーノルド・サーカスは、
東ロンドンの目抜き通りとも言えるショーディッチ・ハイストリートから
東に一本入ったところにある落ち着いたエリア。
先日ご紹介した雑貨ブランド『Luna & Curious』など
個性的なショップも並ぶので、週末の散歩なんかにおすすめですよ。


『Leila’s Shop』
15-17 Calvert Avenue, 
Shoreditch,
London E2 7JP


4.10.2013

赤身のお肉と我が家の関係






こんにちは!

英国は8日に逝去したサッチャー元首相の話題で持ち切りですが、
そんななか、BBCオンラインに同日付でひっそりとアップされていた
こんな記事を、家人が見つけてきました。

『赤身肉に含まれる物質が「心臓にダメージ」—米国の研究結果』(記事リンク

赤身のお肉を食べ過ぎることで、
体内のコレステロールが上昇し心臓病のリスクが高まる
というのは、最近ではよく耳にする説ですよね。
英国では、1日の推奨摂取量、70グラム。
これはベーコンなら約2枚分です(少)。

これまで、そういった点ははっきりしていたらしいのですが、
なぜ、それ自体は特にコレステロールが高いわけではない赤身肉を食べた結果として
体内のコレステロール値が上昇するのか、
という根本的なところは謎だったそう。
それが今回米国での研究により、割と有力な仮説が立つに至ったようなのです。

鍵とされるのは、赤身肉に含まれる「カルニチン」なる物質。

この物質は、
人間の体内では腸に住むバクテリアが消化してくれるそうですが、
その結果、ある種のガスが発生します。
そのガスは肝臓に運ばれ、「TMAO」という物質に変わります。

そしてこのTMAOこそが、血管を詰まらせることで知られる物質。

つまり、カルニチンが曲者だったんですね。

おお怖い、ということで、
この研究者ご本人は赤身肉を食べるのを2週間に1回以下に控えているそうです(少)。


さて、この知らせをくれた、思い込んだら突っ走るタイプの家人。
しばらく前にも米国発のあるドキュメンタリーを観て、
赤身のお肉をなるべく避けたい意向を示していたのですが、
ここへ来てその意思はさらに固くなったようです。

今後、
「お豆腐だけでハンバーグ作って」
などと言われそうで不安ですが、
まあ確かに、お肉少なめ、お魚と野菜たくさんの生活を送っていると、
自分でもなんとなく調子がいいような気はします。

ちなみにうちでは少し前から、
毎週届く季節の野菜便を取り始めました(トップ写真)。
内容は週替わり。見たこともないような野菜が入っていたりして(笑)、
自分で選ぶより偏りがなく、とにかくいろんな野菜がもりもり食べられるので
とてもありがたいシステムです。
スーパーで買い込んだはいいが、帰りに重さで腕が抜けそうになる
ということもありませんし(笑)。

どうしても苦手なものはスキップも可能。
不在であれば、あらかじめ指定しておいた場所に置いて行ってくれます。
ロンドン近郊の方限定になりますが、割とおすすめですよ♪


『Abel & Cole』


初回の配達には、シンプルながら役に立つ
レシピブックも付いてきました。





4.09.2013

日曜日の朝は焼きたてスコーンで




こんにちは!

アフタヌーン・ティーのお話ばかりしていたら自宅でも食べたくなり、
日曜日はスコーンを焼いて朝ごはんにしました。

焼きたてのスコーンにメープルシロップをたっぷりかけて、
固く仕上げた生クリーム(ダブルクリーム)を載せていただくのが我が家の基本形。
マーマレードもよく登場します。


ところで、
パンやスコーンを焼くと、どうしても『Spode(スポード)』の
「ブルー・ルーム」のお皿を選んでしまいます。
この澄んだブルーと白の組み合わせが、
こんがり焼けたパン類をすごくおいしそうに見せてくれるような気がするんですよね。
色や柄が、
青空の下、草花に囲まれて食べている気分にさせてくれるのも大きいかもしれません。
器の力ってすごいですよね。


ちなみにうちのスコーンは、食べたいときにささっと作れるよう、
超簡略化されたレシピです。
30分ぐらいあれば完成するので、週末の朝に焼いて、できたてを頬張ります。

コツはとにかく、ひとつひとつの手順をものすごく大雑把にすませること(笑)。
一応レシピを書いておきますね。勇気のある方はお試しください(笑)。


材料(小さめ12個):
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
塩 少々(使うバターが無塩か有塩かによって調整。有塩バター使用なら、ほんの一振りで十分です。)
バター 80g
牛乳 100cc

作り方:
①冷たいバターを1センチ角に切り、冷蔵庫へ戻しておく。
②オーブンを190度(ガスマーク5)に余熱。
③粉類と塩をボウルでさっと混ぜる。
④粉類のボウルに冷えたバターを投入し、
指でバターをつぶすようにして粉と馴染ませる。
馴染んできたら手で握りつぶす感じでさらに馴染ませ、
湿ったパン粉のような状態にもっていく。
(バターが溶けてしまうとうまく焼けないので、
この行程は1、2分ですませる。作業の前に手も冷やしておくと良いです。)
⑤牛乳の8〜9割がたを投入。たねをひとつにまとめる。
ぎりぎりまとまる、若干パサパサした感じで十分です。
⑥粉(できれば強力粉。なければ小麦粉)を敷いた台の上にたねを取り出し、
綿棒で叩いて手早く広げ、2、3回折り畳む。
⑦たねを厚さ1、5センチぐらいにのばし、型で抜き、
オーブンシートを敷いたベーキングトレイに並べたら、
残っている牛乳を刷毛でスコーンの上面に塗る。
(残ったたねは、またまとめて折り畳んで型で抜く。
最後の残りも適当に丸めて投入。)
⑧オーブンに入れ、15分程度で綺麗に色づいたら完成。
焼きたてをいただきます♪


翌日も翌々日も、サーブする前にオーブンかグリルで少し温めれば、
できたてのようにおいしくいただけますよ。


4.08.2013

アフタヌーン・ティー in LONDON Vol.3 〜Sanderson〜




こんにちは!

ロンドンもやっと春らしくなってきましたね!
このまま初夏に突入してくれるとうれしいんですが♪

さて今日も引き続き、
「ロンドンで個人的に気に入っているアフタヌーン・ティー」のご紹介を。
今回が最終回になります。

最後にご紹介するのは、
童話『不思議の国のアリス』に登場する「いかれ帽子屋のお茶会」に
インスピレーションを得た、とっても愛らしいアフタヌーン・ティー。

地下鉄トッテナム・コート・ロード駅から徒歩7分ほどに位置するデザイン・ホテル、
『Sanderson(サンダーソン)』の中庭で緑に囲まれていただく、
「Mad Hatter's Tea」です。



こちらのアフタヌーン・ティーは、
白うさぎの懐中時計や飲むと体が小さくなってしまう
魔法の飲み薬「ドリンク・ミー」など
物語のキー・アイテムを再現したスイーツを始め、
野菜を練り込んだカラフルな渦巻き型サンドイッチ、
キノコの形のマシュマロ、レトロな型抜きゼリーと、
とびきりキュートなプレゼンテーションが持ち味。

テーブルの上の古い洋書を開くとメニューが挟まっていたり、
お砂糖入れを開ければ音楽と一緒にバレリーナがくるくる回りだしたり・・・
と細部にも演出が行き届いていて、
おとぎの国に迷い込んでしまったような心躍るティー・タイムが過ごせます。

ゼリーはワゴンに載って回ってきます。


サンドイッチのパンやスコーンの風味は日替わり、
温かいプチ・キーシュもサーブされるなど、
目だけでなく舌でも十分楽しめるのもポイントです。
ケーキもバラエティーに富んでいて、前述の「ドリンク・ミー」などは
実際に「飲む」スイーツ!飽きさせません。

ちょっぴり毒のあるイラストが印象的な茶器は、
東ロンドンのショーディッチ地区に店舗を構える雑貨ブランド、
『Luna & Curious(ルナ & キュリアス)』がこのメニューのために考案したもの。
同店のショップで購入もできます。
独特の一癖あるアイテムばかり扱う素敵なお店なので、
ショーディッチを訪れる機会があればぜひこちらも覗いてみてください。


お日様の下、気の置けない友人や家族とわいわいおしゃべりしながら楽しみたい
ラブリーなアフタヌーン・ティー。
とってもおすすめです。


Mad Hatter’s Tea £35

Courtyard Garden @ Sanderson
50 Berners Street
London W1T 3NG
Tel: 020 7300 5588


24 - 26 Calvert Avenue
London E2 7JP
Tel: 020 3222 0034


4.05.2013

アフタヌーン・ティー in LONDON Vol.2 〜The Berkeley〜




こんにちは!

ロンドン、ちょっと寒すぎやしませんか・・・?
きのうなんて吹雪いていましたが・・・。

さて、気を取り直して、
今日もロンドン市内で個人的に気に入っているアフタヌーン・ティーのご紹介を。

今日ご紹介するのは、
地下鉄ハイド・パーク・コーナー駅、またはナイツブリッジ駅から歩いてすぐの、
『The Berkeley(ザ・バークレー・ホテル)』でいただける「プレタポルティー」。
そう、「プレタポルテ」をもじった名を冠した、
ファッショニスタ御用達のおしゃれなアフタヌーン・ティーです。

何がおしゃれかって、それはずばりサーブされるスイーツ。
バッグにドレスにシューズなど、そのシーズンのコレクションで注目を集めた
ジェット・セッター的なアイテムを象った、
色とりどりのスイーツが饗されるんです。

このときのメニューは、『イヴ・サンローラン』のバッグや『マーク・ジェイコブス』の
ジャケットを模したクッキー、『DVF』のドレスを再現したムースなど。
『バーバリー』のショーで印象的な小道具として使われたという傘の載ったケーキも。

スイーツは、もちろんシーズンが変わるたびに一新。
半年ごとにガラッと見た目が変わります。
ただクッキーやマジパン系(?)のデコレーションがどうしても多くなるので、
お味の方はまあ、そんなに複雑なわけではないなのですが(汗)、
いただく際に「ウキウキする」という点ではロンドン屈指かと。

それに、スコーンの代わりにサーブされる、
趣向を凝らした繊細なカナッペがとても斬新で美味。
小さくても十分満足できるよう、味のバランスが計算された麗しい仕上がりです。
一口サイズでスマートに食せるというのも、女子にはうれしい配慮ですよね。

あと、こちらはサービスがとてもフレンドリーです。
モダンなホテルなので、少しカジュアルでリラックスした雰囲気なのが
そういった和やかな対応に繋がっているのかもしれません。

ちなみにプレスの方に伺ったところによると、
こちらでフィーチャーされたデザイナー自身がアフタヌーン・ティーに訪れることも
ちょくちょくあるとか。
しかし隣にマーク・ジェイコブスに座られたら、
意味もなくあたふたしそう(笑)。

それでは、今日はこのへんで。
次回もまた別のお店をご紹介しますね。


Prêt-à-Portea £39

The Caramel Room @ The Berkeley
Wilton Place, Knightsbridge
London SW1X 7RL
Tel: 020 7107 8866



4.04.2013

アフタヌーン・ティー in LONDON Vol.1 〜The Connaught Hotel〜


こんにちは!

今日は予告通り(笑)、
ロンドン市内で個人的に気に入っているアフタヌーン・ティーをご紹介しますね。

まずはこのイースターにも行ってきた、
『The Connaught Hotel(ザ・コノート・ホテル)』のアフタヌーン・ティーです。

アフタヌーン・ティーは、ホテルの地上階、通りに面した明るいレストラン
『エスペレッテ』でいただきます。

高級ブティックが軒を連ねる閑静なエリア、メイフェア地区にそびえる
5ツ星ホテルのレストランでサーブされるので、とにかくとってもエレガント。
とは言うものの、片側全面が窓になった明るい店内はむしろテラスのようで、
堅苦しさがないのでゆったりした気分で過ごせます。

こちらの特徴は、
なんと言ってもロンドンではなかなかお目にかかれない繊細なケーキ(笑)。
そして、フランス南西部に店を構えるパティシエ、
クリスティーヌ・フェルベールによるフレッシュな手作りジャムでしょう。

奥に写っているのがフェルベールのジャム。
(注:瓶ごと置いてありますが、サーブされるのは1ポーション分です。)

丁寧に考案されたことが一目でわかるケーキは、
味やテクスチャーにも工夫が凝らされており、一口ごとに新鮮な体験ができます。
内容も季節に応じて変わるので、いつ訪れてもジョイフル。

ジャムは、ロンドンではこちらでしかいただけない貴重なもので
(購入可・1瓶10ポンド)、
6種ほど用意された季節のジャムから1種類を選んでいただけます。
(つまり数人で行ってそれぞれ別のものを頼めば、人数分楽しめます)

私もこれまでにいくつか試しましたが、
今のところのお気に入りは『レモンとオレンジのマーマレード』と
『アップル・ジェリー』でしょうか。
どちらもとってもフルーティーで、さっぱりした上品な口当たり。
一緒にスコーンに載せていただく、
こってりリッチなクロテット・クリームとの相性が抜群です。

また、スコーンが温められて出てくるのも特筆すべき点。
本場とはいえ、実はスコーンが冷たいまま出てくるお店も多々ある中、
こちらはホテルのベーカリーで焼かれたばかりの
ほくほくサクサクのものがいただけます。

ちなみに、サンドイッチやスコーンはおかわり自由なので、
胃のサイズに自信のある方はぜひ。
うちの夫も必ずサンドイッチをおかわりしています。

総合的に、とても満足度の高いマジカルなアフタヌーン・ティー。
満腹度も高いので、ぜひランチ抜きでどうぞ。


Traditional Afternoon Tea £38

Carlos Place, Mayfair
London W1K 2AL
Tel: 020 7107 8861(アフタヌーン・ティー予約)



長くなったので、ほかのお店はまた次回以降にご紹介しますね。
今日はこのへんで・・・


こちらはこのイースターに訪れたときの様子。
スコーンと一緒に、イースターの伝統菓子「ホット・クロス・バン」がサービスされました。

4.02.2013

優雅な気分で




こんにちは!

今年のイースターは、
英国では「記録されている中で最も寒いイースター」だったようですね・・・。

この際つれない春のことはとりあえず忘れてしまって、
今日は英国の素敵な文化「アフタヌーン・ティー」のお話で現実逃避を。


お酒が弱いので、もともと飲みに行くよりお茶する方が好きなたちですが、
ロンドンに移り住んでからというもの、
アフタヌーン・ティーは心地よい生活に欠かせない要素のひとつになりました。

サンドイッチにスコーン、可愛らしいケーキが載った3段トレイを前に
好みの香りの紅茶をいただけば、
疲れもストレスもあっさり解消。

アフタヌーン・ティーを提供しているのが
主にハイクオリティーのホテルということもあり、
そこで時間を過ごすだけで優雅な気分になれるのも重要な点かもしれません。


実は日頃から、
「平民の日常も、気の持ちようで華族のそれに近いものになるはず」
と、
「優雅な気持ちで過ごす」ことに心を砕いておりまして(笑)。

スーパーで購入したスイーツだってアンティークのお皿に載せていただいてみたり。

部屋着こそ、肌触りの良い、素敵なデザインのものを選んだり。

使えそうだから、という理由でよく考えずに購入してしまいがちだった
衣類には手を出さないことに決め、
本当に気に入ったものだけを着回すようにしたり。

思いついたことから実践していますが、
必要のないものを買ったり食べたりしないので、
むしろ以前より節約できているような。

それにやっぱり、
「贅沢な(つもりの)気分」(笑)で過ごすと、
ゆったりリラックスできますよね。

中でもアフタヌーン・ティーは、「優雅な気分になれる」という点でとっておき。
これからもずっと習慣としていきたいものです。
お気に入りの茶器とスイーツと紅茶があれば、自宅ででもできますしね!


今日はちょっと時間切れですが、
次回はロンドン市内で個人的に気に入っているアフタヌーン・ティーを
いくつかご紹介できればと思っています。

それでは、今日はこのへんで。