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京都育ち、ロンドン住まいのフリーランス・ライター/編集者。デザイン関連のリサーチ仕事もしています。アメリカ、スウェーデンに住んでいたこともあり。ここCurious Nestでは、各国で見知った様々な暮らし方にヒントを得た、ライフスタイル関連のアイディアや情報をお届けします! Hi, welcome to Curious Nest, a lifestyle & interior blog! I'm a Japanese writer/editor/researcher based in London, UK. Here at Curious Nest, I'll be bringing you beauty and intrigue I find mostly in the UK, Sweden and Japan. Articles are in Japanese, however, I'm familiar with English. So, if you have any question or comment, feel free to drop me a line!

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10.16.2013

『FIFI LA PRALINE』 * スイートなおみやげ







花の都、Paris。
ほんとに華やかで、洗練されていて、ロマンティックな街ですよね。
私も大好き。

他国に住んでいる人間にとってはなおさら、
目に入るものがなんでも可愛く思えてしまう魔法の街パリですから(笑)
通常なら旅行者の頭を悩ませる「おみやげの選択、入手」に関して困ることもほぼ皆無。
でもそんなパリでも最近、カジュアルで可愛らしくてとってもスイートな、
おみやげにもぴったりのあるものが話題になっているの、ご存知でしょうか。

甘い香りを漂わせながら、パリの街角をゆったりと走る水色の自転車を見かけたら、
それが『FIFI LA PRALINE(フィフィ・ラ・プラリン)』。

平日はショコラティエとして活躍するジョン=フィリップさんが、
週末だけ営んでいるナッツのキャラメリゼ屋さんです。






なんと自転車には調理器具も搭載されていて、飴色に輝くキャラメリゼをその場で作って販売。
古き良き時代の飴職人さながらに、使い込んだ大きな木べらで飴を巧みに操りつつ
気さくにおしゃべりするジョン=フィリップさんの、
そんな和やかな人柄も人気の秘密でしょうね。



その場でいただくのなら、紙をクルリと巻いた可愛らしいカップで。
おみやげ用にはちゃんと袋入りを用意してくれます。
味はもちろん保証付き!アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツの3種類から選べます。
もちろん3種ミックスもあり。



日持ちするので、おみやげにぴったり。
パリの街角をスイートなキャラメリゼ片手にプラプラ歩くのだって、すごく素敵ですよね。

ちなみにこのナッツ、常温で置いておくとキャラメル部分が若干融けて
少しくっついてしまうので、保存する場合は密封して冷蔵庫がお勧め。
冷たいキャラメリゼをカリッと噛めば、いつでも気分はパリの街角・・・です♪



10.08.2013

Strictly Girls Only! * 午後のお茶会







家人が出張で留守の隙に、自宅で女子限定のお茶会を開催しました。

同年代のほとんどがパートナーのいる歳になると、
どうしても女子だけで集まる機会も減ってしまいますが、
やっぱりたまにはガーリーにね。

ところで今回のお茶会は、
最近私が夢中になっているお茶をみんなで味見するのが主要目的の一つでもあったので、
茶葉だけずらっと並べたテーブルも別に用意。
「次は何にする〜?」なんて言いながら、ワイワイお茶を楽しみました。



ちなみに、何種類も試してもらった中で一番人気だったのは、
最高グレードのルイボスティーに、ローズペタルジェリーを添えたお茶。

これは、ルイボスティーのお供にローズマカロンを食べていたときに思いついた、
私の「自称・オリジナル」(笑)。
ルイボスティーの場合、バニラやシナモンなんかとの組み合わせはよく見かけますが、
ローズはあまり見ないでしょ?

ジェリーは、朝摘んだバラの花びらを生のまま用いたという
Fortnum & Mason』のものがお気に入りです。
廉価のものは、ドライペタルを用いることが多いんですって。

ローズのふくよかな香りとほんのちょっとの甘酸っぱさが
淡白なルイボスティーにとても良く合うので、
お花の香りの食べものが大丈夫ならぜひお試しあれ。

癖がないので、洋風のお菓子にはもちろん、
和三盆のような日本のお菓子にも良く合いますよ。

実家の母が送ってくれた、『三谷製糖 和三盆 羽さぬき本舗』の和三盆といっしょに。
古くからある日本のお菓子ってほんとに可愛らしいですよね〜。



そんなわけで、とってもまったり楽しめた女子茶会でした。

夫の留守を狙って、またしようっと(笑)。



9.19.2013

『designjunction 2013』






報道関係者向けのプレビューで、一足お先に

デザイン・イベント『designjunction(デザインジャンクション)』に行ってきました。
デザインジャンクションは
現在ロンドン市内全域で行われている『The London Design Festival』の中核をなすイベントで、
家具から照明、文房具に器まで、
今年注目のコンテンポラリー・デザインが一堂に会しています。
欲しいものいっぱい(笑)。

ショップを兼ねているブースが多くお買いものもできますし、
カフェも併設されていてゆったり楽しめそうなので、
近くにお住まいの方にはオススメ。
いくつかのブランドの製品は、ウェブサイト上で購入もできるようです。

22日(日)までの開催。
コンテンポラリー・プロダクト・デザインがお好きな方は、お見逃しなく。

The Sorting Office
21-31 New Oxford Street
London WC1A 1BA




私も愛用している老舗ほうろう製品ブランド『Falcon』のブース。
老舗なのにコンテンポラリーって、すばらしいですよね。










NYに事務所を持つ日本人デザイナー、イマムラエツミさんがデザイン、
製造は大阪で行っているというブランド『TOFFOLI』。
ほうろうと同じような製法だそうで、ぽってりした質感が素敵です。

こちらも『TOFFOLI』のライトとテーブル。




デザイナーのイマムラエツミさん。








こちらは英老舗家具メーカー『ercol』と、横浜の洋家具店『Daniel』のコラボのよう。




ロンドンでも人気の東京発『tokyobike』も出展。


9.01.2013

Simply Good Quality * 日曜日のフライパン







こどもの頃、日曜日の朝といえば

家族みんなで用意して食べるホットケーキやフレンチトーストが、
とても楽しみだった私。
今でももちろん、週末の朝ごはんはスイート派です。

そんな私が最近気に入ってよく使っているのが、
少し前にスウェーデンの古道具屋さんで見つけた鉄製のパンケーキ専用フライパン。
スウェーデンでは定番の台所道具のようで、
手の平サイズの可愛らしいパンケーキが7枚も同時に焼ける優れものです。

購入時には表面に古い焦げがこびりつき、錆もずいぶん出ていましたが、
金属たわしでこすって落とした後によく洗い、
たっぷりの油を焼き込んだらつやつやに。
手入れさえ怠らなければ何十年でも使えるのは、
シンプルな鉄ならではですよね。

それに鉄素材って、
テフロン加工と違って高熱調理の際に放出される有毒物質について
一切気にする必要がないのはもちろん、
使い込むごとにますます油が馴染んで焦げ付きにくくなっていく。
ずっしり重いので持ち上げたり洗ったりするのに多少苦労はしますが、
それでも、得られる安心と質実剛健さを考えれば、
やっぱり一番頼りにできる素材なんじゃないかと思ったりします。

ちなみに我が家では、使った後は自然素材のたわしで軽くこすりつつ水でさっと流すだけ。
洗剤は使ってません。
ちょっとエコでもあるのかも。

これからもずっと、日曜日になれば大活躍してくれるに違いない、
頼りになるフライパンです。




ひっくり返す作業は夫が担当。きれいなパンケーキを焼くのはスウェーデン人のプライドだそうです。
我が家のパンケーキ・レシピは私好みのアメリカ風なんですが・・・。
(スウェーデンのものは薄いクレープ状です。)


8.27.2013

Super Veg Power! * トマトで健康おうちごはん






今、俄然トマトにはまっています。

きっかけは、こちら。お買い得品が大好きな家人がある日、
「2ポンドだったんだよ〜♪」
と嬉々として買い込んできた「箱ごとトマト」です。
ざっと数えたら、その数34個・・・。


仕方がないのでとにかく消費に専念し始めたのですが、
ふと思い立って調べてみたところ、
実はトマトって、

「加熱しても栄養素がほとんど壊れないばかりか、
強力な抗酸化物質として知られるリコピンにおいては、
加熱の際に加えるオイルと親和することによって、むしろ吸収率が上がる」

のだそう。
野菜にしては珍しく、加熱調理し放題ということらしいんです。
しかも、

「継続的な摂取で中性脂肪が減ることが確認されている」うえ、
「血管壁などを丈夫にし、」
「メラニンの生成を押さえ、美白効果を発揮する」

のだとか!

そしてそのほかにも、
糖尿病やガン予防、疲労回復、抗アレルギー、老化による学習記憶脳の衰え防止など、
様々な効果が認められているそう。

これはもう、毎日大量に食すしかありません(笑)。
ということで、以来、恐らく日にひとり3個ずつは食べています。

気兼ねなく消費できる数があったので、実験気分で様々なお料理にも挑戦しました。
せっかくなので、試行錯誤の結果気に入るに至ったものをアップしますね。
保存用の「トマトソース」以外はすべて2人分です。


夏にぴったり「トマトのナンプラー漬け*和風パスタ」




パスタ 190グラム

トマト 3個
ナンプラー 大さじ1弱
ズッキーニ 1/2本
乾燥湯葉 10センチ四方10枚ほど
バジル 軽くひと握り
ごま油 大さじ3程度
醤油 大さじ2程度
黒こしょう 少々

湯剥きしてざく切りにしたトマトを、ナンプラーと合わせておく。
ズッキーニは薄い輪切りにし、塩揉みして水気をしっかり切っておく。
バジルはざく切りに。湯葉は熱湯をかけて戻し、水を切っておく。
茹で上がったパスタを、ごま油、醤油とあえる。
ズッキーニとバジルも投入し混ぜ合わせたら、器に盛り、湯葉とトマトを載せ、黒こしょうをたっぷり振ってできあがり。

*「トマトのナンプラー漬け」自体は、河出書房新社から出ている『サラダな漬けもの&ピクルス』(村井りんご著)という本に掲載されているレシピです。ほかにもおいしいお漬けものがいっぱい。おすすめです。

☆夏においしいさっぱりした和風パスタです。ズッキーニと湯葉の歯ごたえがなかなか効いています。と、毎度自画自賛しながら食べているお気に入りの一品(笑)。バジルの代わりに大葉でも合いそうです。


洋食のだし代わりに使える、保存用「トマトソース」




トマト 6個

ガーリック 数片
たまねぎ 2個
オリーブオイル 大さじ5
鷹の爪 小1〜2本(お好みで)
パセリのみじん切り 軽くひと握り
砂糖 大さじ4(お好みで調整)
塩こしょう 少々

鍋にオリーブオイルをひき、弱火でガーリックを炒め、十分に香りが立ったらたまねぎを加えてさらに炒める。
たまねぎがすっかり透明になったらパセリ以外の残りの材料を加え、じっくり40分程度煮込む。
汁気がなくなってきたらパセリを加え、さらに5分ほど煮てできあがり。

☆スープの隠し味などのほか、パスタソースや温野菜のサラダに添えてなど、何かと使える便利なソース。イタリアのマンマ(母)たちが、トマトが旬の間に1年分を作ってしまうという、自家製ソースを参考にしました。


15分で完成!トマトの水分だけで作る「トマトスープ」




トマト 4個

オリーブオイル 大さじ3程度
上記「トマトソース」 大さじ4
顆粒野菜ブイヨン 小さじ2
砂糖 小さじ1
黒こしょう 少々
(お好みで)顆粒昆布だし 少々
サワークリームかプレーンヨーグルト 大さじ1

湯剥きしたトマトは4等分して芯の部分を切り取っておく。
小さめの鍋にすべての材料を入れ、軽く混ぜ合わせ馴染ませたら、蓋をして弱火にかける。
10分程度で水分が勝ってきているのを確認したら、木べらでトマトをつぶす。
さらに数分煮て、サワークリームかヨーグルトを落としてできあがり。

☆何がすごいって、トマトの水分だけでたっぷり2人分のスープができあがってしまうこと!丸ごと栄養です。昆布だしを加えるのは、昆布とトマトがまったく同じ旨味成分(グルタミン酸+アスパラギン酸)を有していることに(勝手に)着目してのこと。トマトの旨味が足りないときに昆布の力を借りるという寸法です。まったくの持説ですが、確かにおいしくなるんです!(笑)


食卓が楽しくなる「トマトのファルシ」




トマト 2個

きゅうり 1/3本
アボカド 1個
むきエビ 数尾
レモン汁 少々
マヨネーズ 大さじ1〜2
塩こしょう 適量
砂糖 少々
オリーブオイル 大さじ1
ビネガー 大さじ1/2

トマトは蓋にする部分を切り離し、中身をくりぬく。
種を取ったきゅうり、アボカド、茹でたむきエビをそれぞれ角切りにし、マヨネーズとレモン汁、塩こしょうであえる。
オリーブオイルとビネガー、塩こしょう、砂糖を混ぜ合わせたドレッシングを上からかけてできあがり。

☆食べるときはナイフとフォークでまっ二つにしてから小分けにしてどうぞ。食卓が賑やかになっていい感じです。くりぬいた中身は、細かく刻んでメイン料理のソースなどに。このときは、白身魚のソテーにかけた野菜ソースに混ぜ込みました。



生食で。加熱して。いろんなお料理にトマトを使って、病院いらずの健康生活を目指したいですね♪


8.22.2013

京三昧、和三昧 Vol.4





こんにちは♪



突然ですが、「松花堂弁当」といえば、

十字に仕切られた四角い箱に彩りの良い料理がちりばめられた、
雅なお弁当のことですよね。
あちこちの料理屋さんで見かけるおなじみのお弁当だと思いますが、
その起源についてご存知の方って、意外と少ないのではないでしょうか?

京都のおすすめスポット案内Vol.4、最終回となる今回は、
京都府指定文化財『松花堂』についてご紹介します。

***

そもそも松花堂とは、
江戸時代初期、現在の京都府八幡市にある石清水八幡宮の僧侶であった松花堂昭乗が、
お宮のある男山の麓に構えた草庵(質素な執務小屋)のことです。

文化人でもあった彼は、
農家が種入れとして使用していた入れ物にインスパイアされて自ら箱をこしらえ、
絵の具入れやタバコ盆として愛用していたそうで。

そう、もうお気づきでしょう、その箱こそが、あの十字の仕切りが付いた箱。
そして松花堂弁当とは、
高級料亭『吉兆』の創始者が、
後世になり当の箱を基に考案したものなんだそうです。

***

明治の始めに少し南方に移築されたものの、
今も八幡にある松花堂は、
緑のまぶしい日本庭園に囲まれ、吉兆も併設されています。

観光名所がひしめく京都市からは離れる場所柄、
人も少なく静かで、庭園内はのんびり散策し放題。
混み合っていないので、受付で買った鯉のえさを池に撒いて、
ぼんやり鯉と戯れるなんていう楽しみ方もできます。

京都の場合、似たような庭園だと銀閣寺が挙げられますが、
あちらは人気の観光スポットだけに人の数が多すぎて、順路など列になってじりじり進んで行く感じ。
それに比べると本当にゆっくりと風景を満喫できます。
秋には紅葉、春先には見事な椿も見られるそう。
四季を通じて楽しめそうですね。







吉兆ではもちろん、松花堂弁当がいただけます。
私たちもいただいてきました。
黒竹や亀甲竹など珍しい竹が生い茂る青々とした庭園を眺めながら、
日本らしい細やかさ、上品な雅が際立つお弁当をゆったりと。
日本人に生まれて良かったなあと思えるひとときです。



訪れる人のそれほど多くないいわゆる穴場だけに、
こっそりおすすめしたいとっておきの場所。
お天気の良い日に、松花堂昭乗が勤めた石清水八幡宮と併せて訪れたい風流なスポットです。

***

ところで、この松花堂庭園、実は実家から徒歩圏内にあります。
というわけでかなり以前からその存在は知っていましたが、
訪れたのはなんと今回が初めて(汗)。灯台下暗しもいいところです。
ところが、先日松花堂のことに触れた折にコメントをくださったあるブロガーさんも、
近隣にご実家がありながら訪れてみたのはごく最近と、まったく同じ境遇だったそう(驚)。
日本は歴史がありますから、
皆さんも探してみると、ご近所に穴場がさくさく見つかるかもしれませんね(笑)。

地元民的には、石清水八幡宮とセットで訪れるなら、
良く晴れた秋の日、山のもみじが赤く染まった頃がおすすめです。

石清水八幡宮は、日本三大八幡宮のひとつ。
男山の山頂にそびえ、「やわたのはちまんさん」として親しまれる神社です。
「勝負の神様」としても知られるので、何か勝負事を控えた方はぜひ。
私も受験のときは大変お世話になりました(笑)。

ちなみに、現在松花堂は茅葺き屋根の葺き替え工事中です。
庭園は通常通り散策できますが、松花堂自体もじっくり眺めたい方は、
工事の進捗状況を下記リンクのサイトでご確認の上、お出かけくださいね。



追記:当記事内に「松花堂庭園の近くにご実家のあるブロガーさん」

として登場したAさんが後日コメントをくださり、
その中で松花堂庭園への詳しいアクセス方法を書いてくださいました♪ 
下のコメント欄でご覧になれますので、お出かけの際にはぜひご参考になさってください。


〒614-8077
京都府八幡市八幡女郎花43番地
Tel: 075-981-0010

Tel: 075-971-3311(予約)

〒614-8588 
京都府八幡市八幡高坊30 
Tel: 075-981-3001