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京都育ち、ロンドン住まいのフリーランス・ライター/編集者。デザイン関連のリサーチ仕事もしています。アメリカ、スウェーデンに住んでいたこともあり。ここCurious Nestでは、各国で見知った様々な暮らし方にヒントを得た、ライフスタイル関連のアイディアや情報をお届けします! Hi, welcome to Curious Nest, a lifestyle & interior blog! I'm a Japanese writer/editor/researcher based in London, UK. Here at Curious Nest, I'll be bringing you beauty and intrigue I find mostly in the UK, Sweden and Japan. Articles are in Japanese, however, I'm familiar with English. So, if you have any question or comment, feel free to drop me a line!

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6.27.2013

Good Crunchy Morning! * 自家製グラノーラ





このところ、朝食は自家製グラノーラにはまっています。
オーツやライ麦、ナッツやシード類たっぷりでカリカリ香ばしく、
毎朝の食事が待ち遠しいほど!
ヨーグルトにかけ、バナナやイチゴなど
そのとき家にあるフルーツを刻んだものも一緒にのせていただきます。

友達と「健康トーク」をしていた際に、
「うちではグラノーラ作って食べてる。おいしいよ!」
と教えてもらったのが始まり。
ざっくり聞いて書き留めてきたレシピを自分なりに調整して、
やっと安定して好みのものができるようになってきたので、
友達に感謝しつつ、ご興味のある皆さんにお裾分けを。

我が家では仕上がりがパラパラになるよう作っていますが、
友人宅ではコーティングがガリッとしたカラメル状になるよう
ブラウンシュガーを多めに使い、また高温、短時間で焼き上げているそうです。
皆さんもお好みで材料や分量など変更してみてくださいね。


『自家製グラノーラ』
(1食40グラムとして10食分程度)

材料: 1カップ=250cc
ジャンボオーツ     1カップ
ライ麦     1カップ
リンシード (亜麻仁)     1/5カップ
パンプキンシード     1/5カップ
サンフラワーシード     1/5カップ
ミックスナッツ (刻む)     1カップ

キャノーラ油     大さじ2
ブラウンシュガー     大さじ2
メープル     大さじ2
塩     少々

好みのドライフルーツ     1/2カップ

作り方:
①ドライフルーツ以外のすべての材料をボウルで混ぜ合わせる(ナッツは刻んで)。
②アルミかオーブンシートを敷いた耐熱トレイに広げ、
Gas mark 1(135度)に温めたオーブンの下段に投入。
③15分毎にかき混ぜながら1時間ほど焼く。
④ナッツ類の断面が薄茶色に色づいたら焼き上り。
あら熱を取り、好みのドライフルーツを混ぜ込んで出来上がり。


ちなみに「キャノーラ油」は、英国では「Rapeseed Oil」と呼ばれます。
必須脂肪酸のオメガ3、6、9が豊富に含まれていて、
英国ではここ最近、オリーブオイルをしのぐ人気だそう(記事)。
ヘルシーな上、風味がナッティーなので、グラノーラにはぴったりです。

また、ナッツ類やキャノーラ油は
体に優しい良質の植物性不飽和脂肪酸を多く含みます。
ついきのうも、毎日摂取する脂肪分を飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸に変えることは
心臓血管系に良いだけでなく、
血漿抗酸化物質の増加を促しインスリンや炎症を減少させる効果があり、
前立腺がんなどの生存率さえ左右するとの研究結果を見かけました。

毎日無理なく、しかもおいしく摂取して、いつもヘルシーにありたいですね!






6.24.2013

A Little Trip in Sweden Vol.3





スウェーデン王国の人口は、900万人強。
実はこれ、例えば神奈川県の人口とあまり変わりません。
でも、国の土地面積は日本以上。
スウェーデンという国は、人口密度がすごく低いんですよね。

だからもちろん都市部でさえ町のサイズは控えめで、
中心部からほんの2、30分車を走らせれば、
もう広々とした田園風景が広がります。

そのまま田園地帯を行けば、
ぽつん、ぽつんと道沿いに町が現れては消えて行き。
田園地帯の中に町が点在している、
というのがスウェーデンの基本形なんですね。

そしてそれぞれの町には、
必ずと言っていいほど古道具屋さんがあります。
地元の人が持ち込む古い食器や小物、家具などが処狭しと置いてある
雑然としたお店がほとんどですが、
なかなかおもしろいものが見つかることも。

たとえばトップ写真の入れ物は、
そんな町の小さな古道具屋さんで見つけた品。
古い石炭入れだそうで、銅と真鍮が半田付けにされています。
後部の持ち手は陶器製。

手に取ったときはすっかり酸化して真っ黒でしたが、
丹念に磨いたらぴっかぴかに蘇りました。

before...
after!

ずっと探していたマッチ箱入れに。
通常の倍以上ある長さのマッチ(暖炉やキャンドル用ですね)が入った
手のひらサイズの箱が、いくつもすっぽり収まりました。
色とりどりの素朴なお花をざっくり生けたりするのにも良さそうですね。


誰かの家で、恐らくは長いあいだ石炭係を担っていた古く美しい道具が、
長い時間を経たのちに全盛期の輝きを取り戻し、
我が家でまた活躍してくれます。


これだから、古道具あさりはやめられません。


6.19.2013

A Little Trip in Sweden Vol.2





前回ご紹介した町、Lidköping(リードショーピング)に遊びに行ったら、
こちらのカフェがおすすめ。
とてもクラシックな店内で、昔ながらのお菓子がいただけます。





ところでスウェーデンでは、カフェのほとんどが準セルフサービス形式。
入ったらまず、
ガラスケース内に並ぶサンドイッチやスイーツを品定めし、
レジでオーダーします。
すぐ用意できるものはその場でもらって好きな場所に着席。
時間がかかるものはあとから持ってきてくれます。



多くの場合、コーヒーや紅茶は完全セルフサービスで、
なんとお変わり自由!
カフェの片隅に陣取って、コーヒーだけで何時間も話し込む、
というのがスウェーデンの学生たちの日課だそうで。

ゆったりと落ち着いたお国柄だから、こんな形式が成り立つのかもしれませんね。


『Garströms Konditori』
Mellbygatan2 
Lidköping
Sweden




6.17.2013

A Little Trip in Sweden Vol.1





日本でも人気のスウェーデン老舗陶磁器メーカー『Rörstrand(ロールストランド)』。私もファンの一人です♪

ストックホルム郊外の町で王室御用達窯として発祥したロールストランドは、
その後、製造をヨーテボリ近郊のLidköping(リードショーピング)に移転。

同地での製造は2005年にて終了しましたが、今でもこの町には、
同ブランドのミュージアム & アウトレット
『Rörstrand Center(ロールストランド・センター)』があるんですよね。



2001年に『iittala(イッタラ)』に統合されて以降は、
ロールストランドだけでなくイッタラや、
スウェーデン南部発祥『Höganäs Keramik(ハーガネス・シェラミーック)』
などの扱いもあり、国内でも人気の行楽地。

私も今回の旅のついでに、久しぶりに訪れてみました。
イッタラに統合されてからずいぶん雰囲気が変わりましたが、
ミュージアムはやはり圧巻。
現在の製造ラインからは想像もつかないような、
王室御用達らしい豪奢な歴史的作品群や製造に用いられた器具など、
貴重な品々を見ることができます。






おすすめコースは、
まず併設のカフェにてロールストランドの食器でランチをとり、
ちょっと優雅な気分になったところでミュージアム内を観覧、
その後アウトレットで気の済むまでショッピング、
という行程でしょうか(笑)。

リードショーピング自体もとっても可愛らしい町なので、
ぜひおすすめしたいデスティネーションです。


Fabriksgatan 4
531 30 Lidköping
Sweden








6.13.2013

Scandinavian Vintage & Flower * 可憐な北欧



こんにちは!

真っ青な大空の下で、
野生の鹿8頭、ウサギ1羽、バジャー1匹、鷹1羽、及び
家畜の牛馬羊合わせて100頭くらいを見かけたスウェーデン旅行から帰ってきましたが、ロンドン、寒いですね・・・曇ってますね・・・(笑)。

とにもかくにも、写真の整理が付き次第、
少しずつスウェーデンでのあれこれをアップしていければと思っています。

ところで今回の旅の目的のひとつは、
これまで数カ月かけて一品ずつスウェーデン国内のネット・オークションで落札し、
家人の実家で保管してもらっていたヴィンテージ陶磁器を
取りに行くことでもありました。

せっかくなので今日は、その品をご紹介しますね。
以前にもご紹介したことがあるデンマークの巨匠、
Bjørn Wiinblad(ビョーン・ウィンブラッド)の作品。
ドイツの陶磁器メーカー『Rosenthal(ローゼンタール)』から
出されていたものになります。



真っ白な地に、花瓶には地模様が、
キャンドルホルダーと小物入れには濃淡ゴールドの繊細な柄が入っています。
さすがにラインが同じだと、絶対的な統一感がありますね。
北欧らしいデリケートな可憐さが大好きな作品群です。

とりあえず、リビングの一番目につくところに置いてみました(笑)。
背後がちょっと寂しいので、いずれまたいろいろ試してみたいと思います。


***


スウェーデンに発つ前に撮った写真ですが・・・



このお花。家人が敷地の中庭で摘んできた野草です。
つまり雑草(笑)。
庭の手入れの際には芝生もろとも刈られてしまいます・・・。

白い方はわからないのですが、黄色い方は、
スウェーデンでは「ワックス・フラワー(蝋の花)」と呼ばれるお花だそうです。
たしかに、しっかり開くとまるで蝋で作られたかのようにピカピカ。
今回よく見たら、彼の実家の芝生にもあちこちで咲いていました。



雑草だけど(笑)、とっても愛らしいですよね。
飾ると食卓がパッと明るくなりました。
小さな野の花ブーケです。



6.07.2013

Summer in Sweden * 森の散歩道



家人の実家に遊びに来ています。
午後10時を過ぎてもまだ日が沈まない夏のスウェーデンでは、
夕食をとったあとにふらりと散歩に出かけるなんていうこともしばしば。
近くの森を抜ける小道を往けば、
絵本の中に迷い込んだようなマジカルな風景が広がります・・・








6.03.2013

Weekend City Glide ☆ 都会のオアシス






初夏らしい太陽とさわやかな風に恵まれた日曜、
地下鉄 Liverpool Street 駅からすぐのロンドン金融街、The City を散策。
オフィスワーカーたちが慌ただしく行き交う平日とは
まったく違う表情を見せる週末の金融街は、
お気に入りの散歩道のひとつです。

できた当初は平日しか開いていなかったこのコーヒーハウスは、
4月から週末もオープン。
金融街らしい全面ガラス張りの高層ビル地上階にありながら、
真っ白な壁と木のテーブル、2階分はある高い天井が硬質な印象を和らげ、
都会的ながらのびのびとした開放感にあふれます。





週末賑わう Spitalfields Market(スピタルフィールズ広場)や
Shoreditch(ショーディッチ地区)からは付かず離れずの
ちょうど良い距離に位置し、人ごみとは無縁の穴場的な存在。

リラックスした金融街を眺めながら香り豊かなコーヒーがいただける、
さながら「都会のオアシス」です。


Norton Folgate
(between Bishopsgate and Shoreditch High St.)
London EC2M 3UG






6.01.2013

Cherry Red, White & Blue * 色の不思議




「安かったから・・・。」
と先日、家人が近くの八百屋さんで箱ごと購入してきたさくらんぼ。
ええ、恐らく200個くらいはあったかと。

毎日せっせと食べてはいたのですが、
どうにも手に負えそうにないことが明らかになってきたので、
保存の利くコンポート作りに挑戦してみました。

と言っても、レシピは適当です。
ジャムと似たような感じだろうと、
種を取ったさくらんぼの重量の、3分の1程度のお砂糖とレモン汁少々をふりかけ
水分が出るのを待ってから、
かぶるくらいの白ワインを投入し、灰汁を取りつつ煮込んだだけ・・・。

でも、意外と(笑)おいしくできました。




作り置きしてあったパンナコッタにかけたり、



チェリー・チーズケーキを焼いてみたり。




毎日チェリー三昧です。

***


ところで赤って、ブルーと白と合わせると、
とたんに引き立つ気がします。

実はもともと赤という色自体は、特に好きでもなくて。
お花を買うときにも、赤よりピンクや白派ですし。

ところが、あるとき眺めていたインテリア雑誌で、
フランスかどこかのお屋敷の、
水色の壁と赤いカーテン、白いタッセルの組み合わせに目を奪われたことで、
「ブルーと白と組み合わせた赤」がとても好みなことに気がつきました。

単体だとなんともないのに、組み合わせによって違った印象になる。
色っておもしろいですよね〜。
以来、赤は意識してブルー+白と組み合わせてます。

チェリーのコンポートもまだたっぷり2瓶あるので、
しばらくはCherry Red, White & Blue の日々を送ります♪


Red, White & Blue...
ちなみにこのお菓子は、スーパーで買える「Filo(ファイロ)」という薄い生地を使ったものです。
固めに仕上げたカスタードと、ベリー類とクルミを載せて焼いただけ。
元の(ちゃんとした)レシピは「ル・クルーゼ」のサイトで見つけました(こちら)。
簡単なのに見た目が華やかなのでおすすめ。